広報を学んでみたい方の入門書におすすめ、試験対策にも「広報・PR概説」

広報を学ぼうを本屋さんやAmazonを眺めていると、色んな広報・PR本があります。

広報とはなんぞやといった理論的なものから、プレスリリースの書き方やメディアへのアプローチの手法といった具体的な説明をしている本、こうしたらうまく行った!というノウハウ本などいろいろあります。
結局どれを手に取ればいいの?となるわけですが、今回は「広報・PRを本格的に学んでいきたい初心者」向けの本をご紹介します。

目次

「広報・PR概説」(公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 編)

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日本パブリックリレーションズ協会が実施しているPRプランナーの公式テキストです。
上級編(PRプランナー試験2・3次試験対策)として、「広報・PR実践」というテキストもありますが、まずは広報・PR概説をしっかり読み込むと良いと思います。
広報・PR実践の内容と被っているところも多いので、広報の入門的に読む場合はこれでまずは十分、試験対策も2次試験の勉強が楽になります。

毎年改訂版が出るので最新の物を手に取る必要がありますが、2023年度版では以下の14章立ての内容となっています。

第1章 広報・PRの基本
第2章 企業経営と広報・PR
第3章 広報・PR活動のマネジメント
第4章 コミュニケーションの基礎理論
第5章 メディアリレーションズ
第6章 マーケティングの基礎理論
第7章 マーケティングと広報・PR
第8章 ブランドの基礎理論
第9章 CSR(企業の社会的責任)
第10章 インターナル・コミュニケーション
第11章 IR(インベスターリレーションズ)
第12章 グローバル広報
第13章 危機管理広報
第14章 行政・団体等の広報・PR

地方の企業でIR(投資家や株主向けの広報)やグローバル広報はやらないし、行政機関にも関係ないし・・・という方は読み飛ばしてもらっても大丈夫かと思いますが、試験にも出ますし理論的な内容を説明している本でもよく取り上げられる内容なので、広報の入り口の知識のひとつということで一読してみるのも良いでしょう。

勉強する上で気をつけたいのが、内容が味気ないのでとっかかりがやや難しいので何度も頑張って読んで理解を進めてほしいのと、誤植がちょっと多め(版を重ねて改善されるかもです)なことにはちょっと注意してください、それを加味してもいい内容の本だと思います。

他の広報理論を紹介している本と比べてみても、広報・PR概説の内容を押さえておけば基本的な知識としては問題ないと思います。

実務に活かす知識にするためにはもう少し具体的なノウハウを知ったり、広報業務の現場を経験することが必要になってくるので、広報・PR実践に進んだり別な広報本に触れることが重要になってきます。

この本で学ぶメリットとしては、広報の基礎知識を幅広く得られるということと、PRプランナー1次試験を受けることで知識が定着しているか確認することができることだと思います。
ぜひ試験まで受けてみてほしいです。
また、この本をしっかり読み込み理解を深めると、他の広報本がとても読みやすくなり「これは知ってるぞ」ということが増えると思います。

ということで、広報・PRを学びたいという方に入門的書として読んでみてほしい「広報・PR概説」という本をご紹介しました。

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