みなさんこんにちは。
「会社設立」や「〇周年」という事実は、企業の信頼性を社会に示し、これからのビジョンを力強く発信する絶好の広報機会です。そのための最も有効な手段が「プレスリリース」です。
この記事では、企業の歴史と未来を伝え、取引先、顧客、そして地域社会からの信頼と共感を獲得する「会社設立・周年記念プレスリリースのテンプレート」と、その書き方のコツ、さらにAIで企業の物語を紡ぎ出すプロンプト術まで、ご紹介します。
第1章:なぜ「設立・周年」がプレスリリースのチャンスになるのか?
「会社を設立した」「10周年を迎えた」という事実は、なぜニュースになるのでしょうか。それは、単なる報告以上の、社会的な価値を持っているからです。
- 対外的な信頼性の証明: プレスリリースという公の形で発信することで、「新しいビジョンを掲げた期待の企業」あるいは「〇年間、地域で堅実に事業を続けてきた安定企業」という社会的なお墨付きを得ることができます。これは、金融機関や新規取引先からの信用獲得に直結します。
- インナーブランディングの強化: 企業の節目を社会に発信することは、従業員にとって自社への誇りや一体感を醸成する絶好の機会(インナーブランディング)となります。「自分たちの会社がニュースになった」という経験は、働くモチベーションを高めるでしょう。
- 未来へのビジョン発信: 設立や周年は、過去を振り返るだけでなく、未来を語る最高のタイミングです。「次の〇年に向けて、私たちは〇〇に挑戦します」というビジョンを社会に宣言することで、新たなファンやビジネスパートナーを引き寄せるきっかけになります。
鹿児島の地元メディアは、地域の企業の成長物語に強い関心を持っています。あなたの会社の歩みと未来への挑戦は、地域にとって希望のニュースなのです。
第2章:【完全版】コピペで使える!会社設立・周年プレスリーステンプレート
設立と周年の両方に対応できるテンプレートです。状況に合わせてアレンジしてご活用ください。
【プレスリーステンプレート】
【発信日】 2025年〇月〇日
【発信者】 株式会社〇〇(企業ロゴなど) 代表取締役 〇〇 〇〇 住所:〒〇〇〇-〇〇〇〇 鹿児島県〇〇市〇〇 電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 ウェブサイトURL:https://〇〇〇〇
(ここに企業のビジョンが伝わるタイトルが入ります)
【リード文】 (いつ、どこで、誰が、どんな事業を行う会社を設立したのか/〇周年を迎えたのか。そして、今後何を目指すのかを200〜300字に要約します)
【本文】
■ 設立の背景 / これまでの歩みと感謝(※状況に応じて選択)
- 【設立の場合】: なぜこの会社を設立したのか。解決したい社会課題や創業者の原体験、事業にかける想いなどをストーリーで語ります。
- 【周年の場合】: 創業から現在までの道のりを振り返ります。ターニングポイントとなった出来事や、支えてくださったお客様、取引先、従業員、地域社会への具体的な感謝を述べます。
■ 代表取締役 〇〇〇〇 よりご挨拶 (設立にかける決意表明や、周年を迎えられたことへの感謝、そして未来に向けた力強いメッセージを、代表者自身の言葉で語ります)
■ 今後の事業展開・ビジョン (設立・周年を機に、今後どのような事業に挑戦していくのかを具体的に記述します。新サービスの開始、新市場への進出、採用計画、SDGsへの取り組みなど)
【(任意)周年記念キャンペーン・イベントのご案内】
- 内容:
- 期間:
- 対象:
- 詳細URL:
■ 会社概要
- 会社名:株式会社〇〇
- 所在地:〒〇〇〇-〇〇〇〇 鹿児島県〇〇市〇〇
- 代表者:代表取締役 〇〇 〇〇
- 設 立:2025年〇月〇日
- 資本金:
- 事業内容:
- 公式サイト:
【本件に関するお問い合わせ先】 株式会社〇〇 広報担当:〇〇 電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 メールアドレス:〇〇〇@〇〇〇〇
第3章:メディアの心を掴む!各項目の書き方徹底解説
テンプレートを、貴社の信頼性を高めるための強力なメッセージに変えるためのポイントです。
① タイトル:単なる事実報告で終わらせない
「株式会社〇〇設立」「創業10周年のお知らせ」だけでは、ニュースとしての魅力に欠けます。企業のビジョンや社会性を加え、未来への期待感が膨らむタイトルを目指しましょう。
(例)
- NG例: 「株式会社〇〇、10月1日設立のお知らせ」
- OK例: 「鹿児島の『もったいない』を価値に変える。フードロス解決を目指すITベンチャー『株式会社薩摩サイクル』、10月1日設立」
- OK例: 「創業50周年、感謝と挑戦の醤油づくり。キンコー醤油が次世代の食育プロジェクト『さしすせそ教室』を始動」
② 背景・歩み:「共感」を生むストーリーを描く
企業の歴史は、数字や年表の羅列ではありません。そこには人の想いや決断、そしてドラマがあります。
- 設立の場合: どんな原体験から「この課題を解決したい」と強く思ったのか。その情熱の源泉を語りましょう。
- 周年の場合: 最も苦しかった時期をどう乗り越えたのか。最大のターニングポイントは何だったのか。具体的なエピソードを交え、支えてくれた人々への感謝を伝えることで、血の通った物語になります。
③ 代表者コメント:自分の言葉で「熱」を伝える
ここは、企業の「顔」である代表者が、自身の想いを直接語る重要なパートです。定型的な挨拶ではなく、これまでの感謝と、未来へのワクワクするようなビジョンを、誠実かつ情熱的な言葉で語りましょう。その「熱」が、メディアや読者の心を動かします。
④ 今後の事業展開・ビジョン:最もニュースになる部分
メディアが最も注目するのは「で、これから何をするの?」という未来へのアクションです。「地域社会に貢献します」といった抽象的な言葉だけでなく、「〇〇の課題を解決するため、△△という新サービスを来春リリースします」「今後3年間で若手人材を〇〇名採用し、技術継承に取り組みます」など、具体的でニュース性の高い計画を発表しましょう。
第4章:【応用編】AIで企業の「物語と未来」を紡ぎ出すプロンプト術
企業の理念や代表者の想いを言語化する作業は、AIが非常に得意とするところです。壁打ち相手として、ぜひ活用してみてください。
1. 企業の「ミッション・ビジョン」を言語化したい時
あなたは数々の企業の成長を支援してきた、経験豊富な経営コンサルタントです。
以下の#企業情報 を基に、従業員の行動指針となり、社外にも共感を呼ぶような、企業の「ミッション(使命)」「ビジョン(目指す未来)」「バリュー(価値観)」の案を3パターン提案してください。
#企業情報
・創業の想い:
・事業内容:
・解決したい社会課題:
・代表者の価値観:
2. 心を揺さぶる「代表者コメント」を作成したい時
あなたは数々の経営者の自伝やスピーチを手がけてきたゴーストライターです。
以下の#情報 を基に、創業20周年を迎えた企業の代表者として、従業員、顧客、取引先、そして地域・鹿児島への深い感謝と、次の20年への力強い決意が伝わる、感動的な代表者コメント(500字程度)の下書きを作成してください。
#情報
・創業からの印象的なエピソード:
・乗り越えた最大の困難:
・誰に一番感謝を伝えたいか:
・今後のビジョン:
第5章:配信前に必ず確認!失敗しないための最終チェックリスト
企業の公式発表として、情報の正確性は絶対です。配信前に、複数人で厳しくチェックしましょう。
- ☐ 誤字脱字、特に会社名、役員名、取引先名に間違いはないか?
- ☐ 設立年月日や周年数、資本金などの基本情報に誤りはないか?
- ☐ プレスリリース内に記載した事業計画や数値データは、社内で承認された正確なものか?
- ☐ 企業のウェブサイトや問い合わせ先の連絡先に間違いはないか?
まとめ:企業の節目を、未来への飛躍のバネにする
会社設立や周年は、単なるカレンダー上の出来事ではありません。それは、貴社がこれまで積み重ねてきた努力の証であり、未来への可能性を社会に示す、またとないチャンスです。
プレスリリースを通じて、過去への感謝と未来へのビジョンを力強く発信することで、企業の節目を、次なる成長への大きな飛躍のバネとすることができます。
そして、コーポレートブランディングや記者会見の実施など、より戦略的な広報をお考えの際は、いつでも私たち「プレスリリースかごしま」にご相談ください。
私たちは、鹿児島の企業の成長物語を、地域へ、そして全国へ届けるための最高のパートナーです。貴社の輝かしい節目を、共に成功へと導けることを楽しみにしています。
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