みなさんこんにちは。
「地域を盛り上げる、最高のイベントを企画した!」 「この日のために、たくさんの時間と情熱を注いで準備してきた…」 「でも、一番の不安は『果たしてお客さんは集まってくれるだろうか?』ということ…」
イベント主催者の皆様が抱える、切実な悩みではないでしょうか。どれだけ素晴らしい企画も、その魅力が人々に伝わらなければ、成功には繋がりません。SNSでの告知も大切ですが、情報が届く範囲には限界があります。
そこで、イベントの成功を大きく左右するのが「プレスリリース」の活用です。
プレスリリースは、テレビ、新聞、Webメディアといった影響力の大きい媒体に「ニュース」として取り上げてもらうための公式な情報提供です。メディアの力を借りることで、広告費をかけずに、これまでリーチできなかった多くの人々にイベントの存在を知らせ、社会的な注目度を高めることができます。
この記事では、メディアが取材に来て、多くの人が「参加したい!」と思う「イベント告知プレスリリースのテンプレート」と、その書き方のコツ、さらにAIで告知力を倍増させるプロンプト術まで、詳しく解説していきます。
第1章:なぜ「イベント」はメディアが取り上げやすいのか?
数ある広報ネタの中でも、「イベント」はメディアにとって非常に魅力的なニュースソースです。なぜなら、以下の3つの要素を兼ね備えているからです。
- 映像・写真映え(絵になる): イベントには人が集い、動きがあります。会場の賑わいや参加者の笑顔、特別なパフォーマンスなどは、テレビや新聞、Webニュースで非常に使いやすく、読者や視聴者の関心を引きつけます。
- 時事性・限定性: 「〇月〇日に開催」という明確な日時があるため、「今、伝えるべき情報」としてのニュース価値があります。「この日、この場所でしか体験できない」という限定性は、人々の行動を促す強い動機になります。
- 地域性・社会性: 特に鹿児島で開催されるイベントは、地域の魅力を発信し、交流人口を増やす絶好の機会です。「伝統文化の継承」「地域の課題解決」「子供たちの未来のため」といった社会的な意義を持つイベントは、メディアも積極的に報じる価値のあるニュースと判断します。
あなたのイベントが持つこれらのニュース価値を的確に伝えることができれば、メディアは喜んで取材に来てくれるのです。
第2章:【完全版】コピペで使える!イベント告知プレスリーステンプレート
イベントの概要が正確に、そして魅力的に伝わるよう設計した専用テンプレートです。この型に沿って情報を整理することから始めてみましょう。
【プレスリーステンプレート】
【発信日】 2025年〇月〇日
【発信者】 〇〇実行委員会/株式会社〇〇(ロゴなど) 代表 〇〇 〇〇 住所:〒〇〇〇-〇〇〇〇 鹿児島県〇〇市〇〇 電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 ウェブサイトURL:https://〇〇〇〇
(ここにイベントの魅力が一目でわかるタイトルが入ります)
【リード文】 (いつ、どこで、誰が、何を目的として、どんなイベントを開催するのか。5W1Hで200〜300字に要約します)
【本文】
■ イベント開催の背景・目的 (なぜこのイベントを開催するのか。解決したい社会的・地域的課題や、イベントを通じて実現したい未来、主催者の想いなどをストーリーで語ります)
■ イベントの3つの見どころ・体験価値
- (見どころ1:豪華ゲストや特別なプログラムなど) (例:人気作家〇〇氏と、地元書店店主による特別対談)
- (見どころ2:参加者が体験できること) (例:大島紬の端切れを使ったオリジナル小物作りワークショップ)
- (見どころ3:イベント独自の魅力や新規性) (例:鹿児島初上陸となる〇〇の展示販売、VRによる屋久島縄文杉体験など)
【イベントビジュアル】 (ここにイベントのポスターやイメージ画像を挿入します) ・(写真1:イベントのメインビジュアルやロゴ) ・(写真2:登壇者や出演者の顔写真) ・(写真3:過去のイベントの盛り上がっている様子の写真)
■ イベント概要
- イベント名:
- 開催日時:2025年〇月〇日(〇)〇時〇分~〇時〇分(開場 〇時〇分)
- 会 場:〇〇(住所:鹿児島県〇〇市〇〇 / Google Map URL:〇〇)
- アクセス:〇〇駅より徒歩〇分
- 入 場 料:
- 定 員:
- 申込方法:下記URLよりお申し込みください。(申込締切:〇月〇日)
- 申込URL :https://〇〇〇〇
- 主 催:
- 共 催:
- 後 援:
- 公式サイト:
- 備 考:雨天決行、荒天の場合は中止。など
■ 登壇者・出演者プロフィール (主な登壇者や出演者の略歴、実績などを簡潔に記載します)
■ 主催団体について (主催がどのような団体なのかを簡単に説明し、信頼性を示します)
【当日の取材に関するご案内】 取材をご希望のメディア関係者様は、〇月〇日(〇)までに下記担当者までご連絡ください。 メディア受付場所: 撮影可能エリア: 担当者:〇〇 電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 メールアドレス:〇〇〇@〇〇〇〇
第3章:メディアの心を掴む!各項目の書き方徹底解説
テンプレートを「取材したくなる魅力的な企画書」へと昇華させるための、プロの視点を解説します。
① タイトル:「楽しそう!」が伝わる言葉を選ぶ
「〇〇イベント開催のお知らせ」では、その他大勢の告知に埋もれてしまいます。イベントに参加することで得られる「最高の体験」や「社会的な意義」をタイトルに凝縮させましょう。
(例)
- NG例: 「かごしまハンドメイドマーケット開催」
- OK例: 「作り手の情熱に直接触れる3日間。鹿児島県内100組の作家が集う『クラフトマンシップ・フェス in 桜島』、11月開催」
② 本文(開催目的/背景):イベントの「魂」を語る
あなたのイベントは、単なるお祭り騒ぎではないはずです。その根底にある「地域を元気にしたい」「伝統文化を未来に繋ぎたい」「子供たちに本物の体験をさせたい」といった熱い想いや問題意識を、自分の言葉で語りましょう。そのストーリーに、メディアは心を動かされます。
③ 本文(イベントの見どころ):参加者の「体験価値」を伝える
プログラムをただ羅列するのではなく、「参加者が何を得られるのか」という視点で解説します。「〇〇氏の講演会」ではなく、「〇〇氏から、逆境を乗り越えるための3つのヒントを直接学べる講演会」と書くことで、参加メリットが明確になります。日本初、鹿児島初といった新規性や、意外なコラボレーションは特に強力なフックになります。
④ 画像:「賑わい」と「臨場感」を伝える
イベントの楽しさを伝えるには、視覚情報が最も効果的です。イベントのポスターやロゴはもちろん、出演者の生き生きとした表情がわかる写真、過去のイベントで参加者が熱中している様子の写真など、臨場感あふれる写真を複数枚用意しましょう。
第4章:【応用編】AIで「参加したい!」気持ちを刺激するプロンプト術
企画や準備で忙しい主催者にとって、AIは告知活動の強力なパートナーになります。効果的なプロンプトで、AIの能力を最大限に引き出しましょう。
1. イベントの「キャッチコピー」を量産したい時
あなたは数々のヒットイベントを生み出してきた情熱的なイベントプロデューサーです。
以下の#イベント概要 を基に、ターゲット層である「小学生の子供を持つ30代のファミリー層」が「この週末、家族で絶対行きたい!」と思うような、ワクワクするキャッチコピーを5つ提案してください。
#イベント概要
(イベント名、日時、場所、主なコンテンツなどを貼り付ける)
2. SNSでの「カウントダウン投稿」を企画したい時
あなたはSNSでのファン作りが得意なコミュニティマネージャーです。
以下の#イベント情報 に基づき、イベント開催1週間前から前日まで、毎日Instagramに投稿するための「カウントダウン投稿」のアイデアと投稿文を7日分作成してください。
毎日違う切り口(例:ゲスト紹介、裏側紹介、特典チラ見せなど)で、フォロワーの期待感を日ごとに高めていくような構成にしてください。
#イベント情報
(イベント概要を貼り付ける)
3. メディアへの「取材依頼メール」の下書きを作りたい時
あなたは経験豊富なPRのプロフェッショナルです。
以下の#プレスリリース全文 を基に、鹿児島のテレビ局の情報番組「かごピタ」のディレクター宛に送る、簡潔かつ丁寧な取材依頼メールの下書きを作成してください。
特に、番組で取り上げた際に「テレビ映え」するであろう、動きのある映像が撮れるポイントを3つ、具体的にアピールしてください。
#プレスリリース全文
(作成したプレスリリースの全文を貼り付ける)
第5章:配信前に必ず確認!失敗しないための最終チェックリスト
たった一つのミスが、イベント全体の信頼を損なうこともあります。配信前のチェックは、複数人で念入りに行いましょう。
- ☐ 誤字脱字、特に人名や団体名に間違いはないか?
- ☐ 開催日時、会場、申込URLなどの基本情報に間違いはないか?
- ☐ 雨天・荒天の場合の対応(決行、中止、順延など)は明記されているか? 屋外イベントの場合は特に重要です。中止の際の判断基準や告知方法(公式サイト、SNSなど)も記載しておくと親切です。
☐ 申込方法や必要な持ち物など、参加者への案内は分かりやすいか? 参加者の視点に立って、不明な点がないか最終確認しましょう。
まとめ:最高のイベントは、最高の「告知」から始まる
どれだけ情熱を込めて準備したイベントも、その存在と魅力が伝わらなければ、成功には繋がりません。イベントの成功は、企画そのものの面白さと、それを伝える「告知力」の掛け算で決まります。
プレスリリースは、あなたのイベントが持つ「ニュース価値」を社会に届け、多くの人々の心を動かすための、最も強力な手段の一つです。今回ご紹介したテンプレートやAI活用術が、あなたのイベントを満員御礼へと導く一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
しかし、もし 「私たちのイベント、メディアに響く『切り口』がどうしても見つからない」 「記者発表会やメディア向け体験会も企画したいが、ノウハウがない」 といった、より専門的な戦略でお悩みの場合は、決して一人で抱え込まないでください。
ぜひ、私たち「プレスリリースかごしま」にご相談ください。
私たちは、鹿児島の地域性を深く理解した広報・PRのプロフェッショナル集団です。貴方のイベントが持つ独自の魅力を最大限に引き出し、メディアが取材に来たくなるような戦略の立案から、効果的な情報発信まで、一貫してサポートいたします。
鹿児島の空の下で生まれる、たくさんの「楽しい」や「感動」の輪を、もっと広く、もっと多くの人々へ。 そのお手伝いができることを、心から楽しみにしています。
▼広報・PRに関するご相談はこちらから プレスリリースかごしま お問い合わせフォーム まずはお気軽にお悩みをお聞かせください。
