会社や地域で「広報PRを頑張らないといけない!」となり、まずはSNSを立ち上げたものの全くフォロワーは増えずやる気もなくなり更新もしなくなり、今度はテレビや新聞やインフルエンサーにとりあげてもらおう!ということで、プレスリリースを書いてみよう、なんて目も当てられない話が実はまぁまぁあったりします。
今回は、プレスリリースの超基礎知識をご紹介します。
プレスリリースの定義
プレスリリースとは、企業や団体がメディアに向けて発信する公式の情報提供文書です。新聞やテレビ、インターネットで記事や番組にしてもらうことを目的に作成します。また、PRTIMESや弊サイト「プレスリリースかごしま」などにプレスリリースを掲載すれば、ひとまずインターネットで誰かに見られるという状態も作ることはできます。
プレスリリースが必要な場面
新商品・新サービスの発表
新しく発売する商品・サービスの発表をプレスリリースで伝えます。商品の特徴や価格、どこで売っているかなどの情報を盛り込みましょう。
店舗のオープン・移転
店舗のオープンや移転については、オープン日や移転先住所、営業時間、オープニングイベントの有無などを明確に伝えましょう。地域メディアに取り上げられやすい情報です。
キャンペーン・セール情報
期間限定のキャンペーンやセール情報は、消費者の関心を引きやすく、メディアも取り上げやすい内容です。期間や割引率、対象商品などを具体的に記載しましょう。基本的にモノやサービスを売ることを主眼にした情報はメディアはあまり好まないので、安さよりもどんなものがあるかなどを押した方が良いかもです。
イベントの開催告知
イベントの開催日時、場所、内容、参加方法などを明確に伝えます。地域活性化や社会貢献につながるイベントは特にメディアの関心を引きやすいです。イベントはたくさん開催されているので、その中で特に注目して欲しい点を押しましょう。
会社の業績などの発表
決算情報や業績の好調さ、新規事業の立ち上げなど、企業の成長や変化を伝えることで、企業の信頼性やブランドイメージ向上につながります。地方ではあまり業績を伝えることはありませんが、ある商品が何個売れてヒットしてます!といったような情報は注目されやすいです。
プレスリリースのメリット
費用をかけずに情報発信できる
プレスリリースを作ってメディアに送り、掲載・放送してもらった・・・という流れには基本的には費用は発生しません。広告を出稿する場合と比べて、コストを抑えながら広く情報を届けることができます。
正確な情報を伝えられる
プレスリリースは企業や団体が自ら作成する公式文書のため、情報の正確性を自分たちでコントロールできます。メディア側が誤解や誤った情報を伝えるリスクを減らすことができます。
メディアでの露出機会が得られる
プレスリリースを配信することで、新聞やテレビ、ラジオ、ウェブメディアなどに取り上げられる可能性があります。メディアに掲載されることで、より多くの人に情報が届き、認知度向上につながります。
企業の信頼性向上につながる
メディアに取り上げられることで、第三者からの評価や信頼性が高まります。特に新聞やテレビなどの信頼性の高いメディアに掲載されると、企業や団体のブランドイメージや信頼性が向上します。また、それぞれの公式サイトに定期的にプレスリリースを掲載することで、広報に意識の高い企業であるというイメージを持たせることもできるかもしれません。
文章の書き方
最初はテンプレートを活用しましょう。インターネット上には無料で使えるテンプレートが多数あります。そのままコピペは良くありませんが、テンプレートを元に書いてみて基本的な型を覚えていきましょう。
簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。専門用語や難しい表現は避け、誰が読んでも理解できるようにしましょう。
情報量の調整
「いつ(When)」「どこで(Where)」「誰が(Who)」「何を(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」の5W1Hを必ず含めましょう。
重要な情報は前半に記載し、後半に詳細情報を補足する構成にしましょう。
配信先の選び方
地域メディアリストを作成し、地域の新聞社やテレビ局、ラジオ局、ウェブメディアなどをリストアップしましょう。
記者クラブを活用することで、効率的に多くのメディアに情報を届けることができます。
鹿児島には鹿児島県庁と鹿児島市役所に記者クラブがあります。
まとめ
プレスリリースは難しく考える必要はありません。基本的な要素を押さえ、読み手を意識した文章を心がければ大丈夫です。まずは気軽に書いてみて、徐々に改善していきましょう。あなたの会社や地域の魅力を多くの人に届けるために、ぜひプレスリリースを活用してみてください。