地域Webメディア編集長が解説!複数店舗・拠点があるときのプレスリリースの書き方

地域Webメディア編集長が解説!複数店舗・拠点があるときのプレスリリースの書き方

広報・PR実践コラムも第12弾となりました。今回は「プレスキット」に続いて、複数の店舗・拠点を持つ企業様からよくいただく、複数店舗まとめてのプレスリリースの書き方についてお話しします。

全国チェーンやフランチャイズ展開をされている企業様のリリースは、内容自体は魅力的でも、地域メディアとしては記事化しづらい形になっていることがあります。今回も編集現場の実感として、率直にお伝えします。

目次

なぜ複数店舗のリリースは伝わりにくくなりがちなのか

私たちは鹿児島の読者に向けたメディアです。全国の出店情報がまとめて羅列されたリリースをいただいても、その中から「鹿児島に関係する部分」を探し出す作業が発生します。この一手間があるかないかで、記事化のスピードも優先度も変わってきます。

編集部が困る「複数拠点リリース」の3大NGパターン

NGパターン①:全店舗の情報が同じ分量でずらっと並ぶ

北海道から沖縄まで、全店舗が同じ書式で羅列されていると、どこが今回の主役なのかが分かりません。私たちにとって記事にしたいのは、あくまで鹿児島の情報です。

NGパターン②:「県内◯店舗で展開」とだけ書かれ、該当店舗が埋もれている

「九州エリアで20店舗展開」というような書き方だけでは、鹿児島県内にいくつあるのか、どこにあるのかが分かりません。読者が知りたいのは、まさにそこです。

NGパターン③:店舗ごとの営業時間・住所の表記形式がバラバラ

店舗によって「営業時間」の書き方や「定休日」の有無がまちまちだと、記事にまとめる際に確認の手間が増えてしまいます。

地域メディアに届きやすい書き方の3つのコツ

コツ①:鹿児島の店舗を主役にして、他拠点は参考情報として添える

本文の冒頭は鹿児島の店舗について書き、全国の出店リストは記事の末尾に「参考:他エリアの出店情報」としてまとめるだけで、読みやすさが大きく変わります。

コツ②:冒頭で「鹿児島県内では」と地域を主語にする

「鹿児島県内では天文館と谷山の2店舗で展開しています」のように、地域を主語にした一文があるだけで、私たち編集部も、読者も、内容をすぐに理解できます。

コツ③:店舗一覧は統一フォーマットの表にする

店舗名・住所・営業時間・定休日・駐車場の有無を、すべての店舗で同じ順番、同じ書式にまとめていただくと、記事化の際にそのまま使いやすくなります。

【実践】チェーン店・フランチャイズの場合は「地域版」を作ると強い

全国向けの本社発リリースとは別に、鹿児島の店舗にひとこと触れた「地域版」を用意していただけると、地域メディアへの届きやすさが格段に上がります。地元スタッフを採用している、地元の食材を一部使用している、といった鹿児島とのつながりがあれば、必ず明記してください。全国的には小さな情報でも、地域メディアにとっては大きな記事化のきっかけになります。

まとめ:地域を主語にするだけで、伝わり方が変わる

複数店舗のリリースは、全国一律の内容になりがちですが、少し手を加えるだけで地域メディアにとって格段に扱いやすいものになります。鹿児島の情報を主役に、地域を主語にした一文を添える。この2つを意識するだけで、私たち編集部の読み方は大きく変わります。

次に鹿児島の店舗を含むリリースを送る際は、ぜひ鹿児島版として一部書き換えてみてください。


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